CoQ10(コエンザイムQ10)とは
CoQ10の「コエンザイム」は日本語で「補酵素」のことで、「10」はイソプレノイド鎖が10回繰り返されることに由来します。別名「ユビキノン」とも呼ばれ、ヒトの全身のあらゆる細胞膜・ミトコンドリア内に豊富に存在することから、「あらゆる所に存在する」という意味のラテン語「ユビキタス」が由来です。
CoQ10は脂溶性のビタミン様物質で、体内で合成できる補酵素です。特に心臓の筋肉・骨格筋・肝臓・腎臓などに多く存在し、主な働きはミトコンドリア内でエネルギーの原料を活性化することです。
ATPとエネルギーの仕組み
エネルギーの原料となる物質はATP(アデノシン三リン酸)です。私たちはATPを作るために食事をしているといっても過言ではありません。
糖質からは2つ(無酸素状態)、脂質からは130のATPが作られます。食事がATPを作るという目的であれば明らかに脂質の摂取が重要です。
糖質・脂質からTCAサイクル・CoQ10・シトクロムCを介してATPを作り出します。CoQ10はATPを作るために必要不可欠な存在です。
抗酸化作用と老化予防
CoQ10には強い抗酸化作用もあります。増えすぎた活性酸素による身体の酸化を防ぎ、卵子の質・卵巣・子宮の働きの老化予防にもつながります。さらにCoQ10はビタミンEの働きを助け、ビタミンEはビタミンCの吸収をしやすくします。抗酸化栄養素たちがお互いの働きを促進してくれます。
1日の推奨摂取量と含有食品
推奨量:60?100mg/日(高血圧症の方は100?120mg)
CoQ10を多く含む食品(100gあたり):いわし 6.4mg・豚肉 3.8mg・ごま 3.2mg・ピーナッツ 2.6mg・大豆 1.9mg・ほうれん草 1mg・ブロッコリー 0.8mg
100mg摂取するにはいわし15匹・豚肉4kg・ほうれん草10kgと非常に大量です。食事だけで十分に摂取するのはとても難しいため、サプリメントの活用がおすすめです。食事からはCoQ10の約10%程度しか吸収されないと考えられています。
サプリの選び方:酸化型と還元型
CoQ10は体内に取り込まれると酸化型から還元型へと変化して抗酸化作用を発揮します。
還元型CoQ10:コストは高めですが体内のCoQ10と同じ構造のため変換の手間なく吸収しやすい。
酸化型CoQ10(ユビキノン):コストパフォーマンスが良く入手しやすい。ただし体内で還元型に変換する手間がかかる。選ぶなら吸収されやすい包接体(シクロデキストリン)のサプリを選びましょう。
吸収率を考えるなら還元型CoQ10を選ぶべきです。
CoQ10の主な効果
・疲労回復:体中の機能が上がるので疲れにくくなる。
・心臓病予防:心臓に必要な大量のエネルギーをサポート。
・卵子・精子の質を良くする:卵巣・精巣の細胞の活性化と抗酸化作用による細胞劣化の防止。
・精液量を増やす:精巣の働きが活性化。
・美肌・アンチエイジング:抗酸化作用による老化防止・肌のターンオーバー正常化。
・脳の働きの活性:脳細胞が活性することで記憶力が向上。
・生活習慣病予防:抗酸化作用が動脈硬化・糖尿病のリスクを低下。
・関節痛の改善:軟骨細胞の活性化。
過剰症の症例もほとんど見られていないため、積極的に摂取するのがベストです。
まとめ
CoQ10は妊活中に欠かせない栄養素です。含有量が多く吸収されやすいサプリを選んで積極的に摂取しましょう。わからないことや不安なことはお気軽にご相談ください。
銀のすず 不妊鍼灸マッサージ